悔しくて

キリスト先生の弟子、
中2のユウキです
「友達に裏切られました。僕が一番最初に、りこちゃんのこと好きだって言ったんです。そしたら途中から、急に友達のたけしくんが、おれも前からりこちゃんが好きだったとか言い出して、僕に何も言わずに勝手にりこちゃんに告白して、二人は付き合っているんです。嫌いだった勉強も、りこちゃんの為だと思って頑張ってきたのに、これじゃもう全ての事が嫌になってしまいます。キリスト先生、僕はどうしたら良いでしょうか。教えて下さい。」

キリスト
『それを知った他の友達は何て言ってるの。』

ユウキ
「たけしくんは悪い事をした訳じゃないって感じです。」

キリスト
『なるほど、ひとりぼっちなんだね。』

ユウキ
「そうです。でも、最初に僕がりこちゃんを好きになったことは、みんな知っています。後から出てきて勝手に告白するのは、友達の中でのルール違反だと思います。キリスト先生はどう思いますか。」

キリスト
『そうだね、私、キリストがたけしくんの立場だったらユウキくんにゆずるけどね。どうしても好きだったら、一回ユウキくんに話をしてから告白するね。』

ユウキ
「やっぱりか〜。先生は僕の気持ちを分かってくれてます。」

キリスト
『つまりは、一回話し合いがしたかったんだよね。』

ユウキ
「そうか、そうですね。相談してくれれば、こんな辛い気持ちにならなかったのだと思います。」

キリスト
『友達を大切にするという考え方は、人生において非常に重要な事なんだよ。たけしくんにとって、そこはたいして重要ではなかったんじゃないかな。』

ユウキ
「分かりました、先生。たけしくんと僕は友達じゃないんだ。」

キリスト
『そうだね、友達とは言えないね。』

ユウキ
「なるほど。」

キリスト
『まだ悔しい?』

ユウキ
「そうですね。たけしくんの喜んでいる姿を思い浮かべたら、やっぱり悔しいです、、、はい。」

キリスト
『しかも、周りの他の友達もユウキくんの肩たたいて、慰めてくれる人はいなかったんでしょ?』

ユウキ
「はい、いませんでした。」

キリスト
『ここからは、キリストの兄、植野龍馬さんが先生だ。』

植野龍馬
『ユウキくん、残念だがこれからは一人で生きていくと考えなければならない。孤独を受け入れ、涙を捨てて、前進するのみだ。』

ユウキ
「その元気はどこからもらえばいいのでしょうか?」

植野龍馬
『そのクソの役にも立たない友達たちは、日本をダメにするバカたれ共なんだ。そういう、友達を大切にせず、自分の事ばっかり考えているペテン師を、これ以上増やすわけにはいかない。今こそ立ち上がれ、勇者よ。今ひとたびの苦労があれば、未来は明るいぞ。』

ユウキ
「勇者か〜。」

植野龍馬
『まがいなりにも、キリスト先生の弟子だ。恐れるものは何もない。友情を胸に掲げ、ひとりで立ち向かうんだ。』

ユウキ
「分かりました、龍馬さん。ありがとうございます。」

植野龍馬
『涙を拭い、目指すは熱き友情で彩られた世界。ユウキよ男になれ。一人が苦しくてどうしようもない時は、かっこいい男、甲本ヒロトさんにしがみつくんだ。』