愛しくて、夏②

キリスト先生の弟子、かなえです。

私生活で嫌な事があった時に、よく一人でドライブしていました。

角島に行くのが一番。

最近の嫌な事と言えば、、、。

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キリスト
『かなえちゃん、聞こうじゃないか。』

かなえ
「キリスト先生、聞いて下さい。実は私、人には言えない事があります。それは彼氏に遊ばれていることです。浮気の現場を目撃してしまいました。かなりの衝撃で、人間不信になりそうです。」

キリスト
『どういうシチュエーションを目撃したのかね。』

かなえ
「はい。はっきり見ました。居酒屋で、私の友達のまりこちゃんを思いっきり口説いていました。」

キリスト
『友達か〜。始末におけないね。』

かなえ
「キリスト先生の本の中で出てくる言葉が身に染みます。」

キリスト
『どの言葉ですか。』

かなえ
「聖書(お手本)季節の巻、の中の一小節です。」

キリスト
『読み上げてみよ。』

かなえ
「はい。一生懸命読みます。」

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 辛い思いを一生懸命受け止める。自分を殺めずに、そして他人を責めず、何より一人になり、悔しさと無念さを胸に、必死泣いて、灰となる。諦める事は何よりの成功。美しく散ってみせようぞ人間たち。

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キリスト
『今のかなえちゃんにピッタリの一小節。彼氏と別れて美しく散ってみせようという事ですな。』

かなえ
「その通りです。私の職業は、とある中学校の体育の教師ですので、この行き場のない怒りを、仕事への熱意に変えて、懸命に毎日を乗り越えようと思います。」

キリスト
『なるほど。』

かなえ
「髪型も変えて、イメージチェンジです。」

キリスト
『いいぞ。』

かなえ
「ファッションも変えて、もっと素敵な女になります。」

キリスト
『いいですよ。』

かなえ
「貯金を切り崩して、一人旅に出かけます。」

キリスト
『おいおい、、。』

かなえ
「体育の授業中、子供たちに鉄棒の逆上がり(さかあがり)を教える時に、心の中で言います。」

キリスト
『何て言うの。』

かなえ
「浮気撲滅。世の中の浮気をしている男達よ。この世の女達を騙した罪、断じて許せぬ。このケジメ、どうやって付けるのか。下らない男達よ、日本から出て行け。出て行け〜。」

キリスト
『もう、誰にもかなえちゃんを止められない。』

かなえ
「最後に一句、五七五七七の俳句で終わりたいと思います。」

キリスト
『いいですよ。かなえちゃんは得意だからね。』

かなえ
「今日は有り難う御座いました。失礼します。」